ミラノ、最大の目的 [北イタリア・ニース’07.08.25-9.10]
ドゥオモに登ったあとは、少し早めのランチ。
ドゥオモを見ながら、前夜のいまいちだったミラノ風カツレツをリトライ。
次の予定があるので、急いでいたのに、私たちのすぐ後に来た中国人風の3人組の方は
次から次へと料理が運ばれるのに、私たちの方はちっとも来ない!!
その旨、ウエイターに告げると、オーダーもメモを取りながら確認する始末。
そして、やってきたミラノ風カツレツは、3人組みのテーブルからやってきた
間違えて運んでしまったらしいが、手付かずとはいえ、結構時間が経ってるし・・・
この日、寒かったし、時間が経ったせいか、温かさも微妙。そして、
やっぱりうっすい。こういうものなのね~。
時間がないので、文句も言わず、いただいた。
出来立てが届いていたら、もう少しおいしくいただけたと思うけど、
前日とそんなに変わらない印象。
もう一品はサーモンクリーム。
こちらは出来立てがやってきて、文句なくおいしかった。
マカロニもなんというか、肉厚でそれがまたおいしさを増していた。
次の予定まで時間ギリギリで食事を終えて、地下鉄+徒歩では間に合いそうになくなったので、
タクシーで直接目的地に向かった。
タクシーだと余裕で到着。
ここは、サンタ・マリア・デッレグラツィエ教会。
ここには、たぶん世界一有名な絵画がここにある。そう、「最後の晩餐」。
昔はこの絵を見るために、長蛇の列ができていたらしいけど、
今は完全なる予約制となっていて、その列は見られない。
1回15分、25人と決められている。
ただ、この予約を取るのにかなり苦戦した!
オフィシャルなHPからネット予約(ネットは1枠、10人)できるはずが、
予約人数はカウントされるものの支払いのところでエラーになるのを2度繰り返し、
それでも、一向に予約完了メールが来ず、確約できないので、今度は直接電話してみた。
すると、何度電話してもアナウンスが流れるばかりで、
イタリア語で、何を言っていたのかさっぱりわからず。
旅行会社を使えば確実だけど、無駄に金額が倍以上にもなってしまうし、探して探して、
手数料1人分1000円で代理予約してくれてるところを探し出してやっと予約が完了した。
ミラノへはこれを見るために行くようなものだから、予約できなかったら・・・と思うとヒヤヒヤでした。
予約完了までに10日以上費やした、やっとやっとの「最後の晩餐」鑑賞なのでした。
左側のクリーム色の建物に入って、チケットの購入。
チケットカウンターから右側に進むと、
こんな説明書き、その反対側にはいすが並んで。
早く着いたので、いすに座って、待っていた。
ひとつ前の組が入っていって、きっちり15分経つと案内された。
チケットのバーコードをピピッとされて進むと、ガラス張りの小部屋になっていて、
その部屋に25人が入りきると後ろの自動ドアが閉まり、今度は進むための自動ドアが開かれる。
先頭にいたため、後ろから、「早く行けよ!」みたいに言われたけど、開けてくれないんだから
仕方ないでしょ。。。
これを3回ほど繰り返すことになっていて、めんどくさいなー、と思いつつ、
いかに大事にしてるか、ってことが感じ取れた。
やっと、ご対面!なその絵画は、撮影禁止。
教会の食堂だったところの壁画として書かれているのは知っていたけれど、
いろんなところでよく目にした印刷されたものなどとはかなり違って、
幻想的で、淡く、いまにも消えそうな、幻のようで。
目を凝らして、観ないとしっかり見えないような、そんな感じ。
この印象は、室内の照明をおとし、絵に向けて、やさしい光を当てているという
見せられ方によるところも多少はあると思うけど。
右から見たり、左から見たり、離れて全体を見てみたり。
たった1枚の絵だけれど、絵を見るのは好きでも知識ゼロって私にだって、
15分と言うのはあまりにも短くあっという間。
もう少し、じっくり観たかったなぁ。
終了時間になると、何度もアナウンスで外に出るように言われるけど、
名残惜しそうに出て行かない人がいた。1つ前の組みもそうだったみたい。
出ると、やっぱりちゃっかりみやげ物屋になっていて、絵葉書1枚だけはGETしてきました。
この教会、実はもうひとつ目的があった。
やっぱり「冷静と情熱のあいだ」なんだけど、アオイがここの中庭で本を読むのが好きだとか。
居心地のいい中庭、とまで言われれば、一度はそこに身をおいてみたいと思うもの。
でも、教会への入場は許されていなかったみたいで、見ることすらできなかった。
絵を見るためにガラス張りの部屋から少し見えた程度。
あ~、残念。
『最後の晩餐』、そんなに細かく人数制限されてるんですね~
予約取るだけでそんなに大変とは。。。
haruさん、「冷静と情熱のあいだ」もすごいチェックしてますね!
私はそんなコメントがあったことも全然知らず。
久々に見てみたくなりました。
by aya (2007-12-14 02:25)
私が「最後の晩餐」を見たのは修復の途中だったので、ゆっくり見ることが出来ました^^
修復前と修復した後が見比べられて良かったですよ~
教会は無料なので中庭も教会側から入れば見れますよ。
by miffy (2007-12-14 13:51)
ドアが閉まってから次のドアが開くって
現金輸送したお金を保管している警備会社もそうらしい。。。
「最後の晩餐」実際に見たら感激だわ☆
見られて良かったね!うらやまし~☆
他のテーブルから来たお料理、随分だわね~。
時間があったら作り直しさせたいとこだよね。(ー_ー)!!
by ゆき丸 (2007-12-15 00:06)
ayaさん>
予約はホント、あせりました。
ネット予約可能なのにできないってねぇ。
もともとなきゃ、「ないのね」で済んだけど 笑
冷静と・・・のは、本の方に書いてありました。
映画には出てこないかな?記憶にないです 笑
この本、この旅のお供だったから。
miffyさん>
ゆっくり観られて良かったですね。
15分なんて短すぎます。
ゆき丸さん>
警備会社もそうなんだぁ。
ここ、出口はおみやげ物屋さんにいきなりでたから
入る前と後の差に驚いたよ。
お料理は、ホントにそう。
時間があったら熱々を届けてもらいたかったよ!
by haru (2007-12-15 00:22)
『最後の晩餐』、今から20年近く前に、嫁さんとみました、
何か、足が震えてしょうがなかったです。15分の対面だと、あっという間で、やはり残念ですよねぇ。
by きょうパパ (2007-12-15 21:49)
あれれ、僕の時と多少違いますね。
ドアは、写真の待合室を出るところと、絵画の部屋の2つだけでした。
それから、どうやらキャンセル待ちがあるみたいで、そんな人が30分待っていたりしていました。
僕らは団体で見ましたが、2組に分けさせられ、正規料金外に多額の寄付金が必要だったそうで・・・。
ま、したたかと言うか、そういうことが日常の世界だと理解しています。
色は、修復前のと比べれば格段に濃い色となっていて僕には多少違和感がありました。そこまでしなくてもいいのでは・・・っと。
by kazunet (2007-12-17 23:07)
きょうパパさん>
20年前ですかぁ。すごいですね。
並んで並んでご覧になったのでしょうか?
並ぶ時間が要らなくて貴重な旅の時間を取られなくていいですけど、
せめて倍の時間は欲しかったです。
ホントにあっという間でした。
kazukazunetさん>
団体で行かれると直接入れてもらえるのかもしれないですね^^
しかし、多額の寄付金とは・・・あちらは強気ですねぇ。
チケット買うときも愛想はなかったですが。
修復前も見られたとはうらやましい。。。
しかし、あれでも濃い色になったとは驚きです。
印刷されたものなどはずいぶんと濃い色ですものね。
by haru (2007-12-18 00:17)
最後の晩餐見るのには予約が必要なんですねー。
haruさんの苦労すごい気持ちわかります。同じことすると
思います。
最後の晩餐、見るのも15分ですかー。短すぎますねー。
それでも、絵の説明読ませていただくとやっぱり
一度は見てみたいと思いましたねー。
by (2007-12-19 11:17)
いやいやそうではなく、
一緒に案内してくれた齋藤画伯から提供された資料と話から・・・
説明不足失礼しました。
by kazunet (2007-12-22 01:07)