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サハラ砂漠で過ごした夜 [モロッコ・ドバイ '07.3.22-4.8]

到着して、サンセットに間に合ったなーと思っていると、まずは「オチャ」と

日本語でお茶を勧められ、アタイでもてなしてもらって、一息

結局、激甘のマドレーヌ半分食べただけで過ごしていて、あんまり「おなかすいた」を

連発していたので、ユーセフが気を利かせてホブスまで用意してくれた。

そんなことをしていたら、太陽は沈んでしまい・・・笑

それでも砂山を登ってみる。夕焼けがきれい

砂山を登るのはかなり大変

急な斜面は後退しながらゆっくりと登る。

砂がやわらかーいところと、かたーくなってるところとあって、

どちらにしても、「3歩進んで2歩下がる」感じで・・・結構苦労した

一番星

登ったら下りるのも大変。

やわらかいところは足首以上埋まるし、かたいところは転げ落ちそうだし・・・。

いっそのこと、横になって転げ落ちた方が早かったかも・・・

(と思っていたら、翌朝やってた欧米人が。転がるのが早すぎて!!

 やらなくてよかった。いやー、砂まみれになるしやらないけど 笑)

 

日が落ちたら、テントに入る。

イメージしてたテントは三角テント。(うーん知識が乏しい・・・)

思っていたよりも大きなテントだった。

屋根の布はたれたようになってるけど、雨が降ると膨らむそう・・・不思議!

下は、ブルーシートみたいなのに、お昼寝マットみたいなものが敷いてあった。

テントの中ではろうそくを囲んで。

ろうそくを倒れないようにしているのもサハラの砂。

食事が来るまでみんなでおしゃべり。

今朝、ワルザザードを出たのがうそのようで、奇跡の流れに感謝して。

テントで過ごした時間はゆったりして・・・と言うより、おなかが空きすぎて・・・笑

食事ができたのは9時頃。もちろん、テントの中でいただく。

出てきたのはホブスと特大タジン。丸ごと?のチキンと野菜がいっぱい。

これだけ大きなタジンを作ってくれていたので時間がかかったのも納得!

ガツガツとハイエナのようにいただいちゃいました。

ユーセフも一緒に食べていたけど、ちょっとしか食べないの。

「いつもちょっとしか食べない、大丈夫!」って言っていたけど、

私たちのあまりの勢いに遠慮してくれた???

残ったのは骨だけ。完食。

その後、デザートも出てきました。

あまーいオレンジ。

ろうそくの下で食べる食事はなかなか情緒があります。

 

しばらくすると、ユーセフが布団を敷いてくれた。

お昼寝マットみたいなのを縦に4つ並べてくれて・・・

その間に外に出て歯磨き。ペットボトルの水でうがいする。

トイレはというと、その辺。

満天の空の下、くぼみを探す。

できるかどうか心配していたけど、それしか道はない、と思うと

びっくりするくらい意外と平気でした。

 

サハラの夜はすごく寒い。

靴に砂が入るので、砂漠では持参したビーチサンダルを履いていたけど、

砂は氷のように冷たい。

寝るときは、100均で買ってきた防災アルミシートを体に巻きつけて、

マットの上に横になると、毛布を1人4枚ほどかけてくれた。

重みで寝返りもできないほど。

体が冷え切っていたので、ちょっとおなかが痛くなりつつあり、

ちょっと心配だったけど、なんとか持ちこたえたみたい。

枕元は砂。

砂漠で寝ているのを実感しながら眠りに着いた。

 

朝5時頃。

ニワトリが鳴いていて目が覚めた。

外に出てみると・・・感動  空には天の川

あんなに完璧な天の川を見れるなんて思ってなかった。

まるでプラネタリウムにいるみたい。

まるで、図鑑でも見てるみたい。

目に焼き付けようと思わなくても、しっかりと・・・脳裏に焼きついた。

日の出には早いのでもう一度寝て、6時過ぎ、ユーセフの「ヒノデ~」って声で起こされた。

東の空がどんどん明るくなって、日が昇り始める。

昨日も昇った斜面をまた登る。

↑日の出の瞬間。

↑朝日を浴びるサハラ  お気に入りの1枚です。                          (モデル:めぐちゃん)

↑テントと足跡

言葉は要らないねー♪ 


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炎遊人

これらの写真を撮れただけでも行った甲斐があったってものですね。 小生も以前アブダビ→アルアインに行く途中でこのような砂漠を目にしましたが、仕事があまりうまく行っていなかったせいか、絶望感を感じてしまい、暫くは砂漠を見ないようにしていました。 仕事が順調に行った後は全く平気になり、仲間と砂漠ツアーに行くこともあります。 全く身勝手な物です。
by 炎遊人 (2007-05-15 16:06) 

xml_xsl

haru さん、こんばんわ、(^ ^)
眩しい太陽が、お顔を隠した夕陽は別物です、また、すばらしい!、と思います…*。  (^ ^)
ちょっぴり寂寥が流れ、成し遂げた充足を感じ、
明日の愉しみ・希望に想いを馳せる愉しみが同時にある。
テントの中で手を伸ばすと、サハラの砂がある!。
あぁ~*、夢のように、すばらしい!、…*。 別世界!。
=(^。^)=
by xml_xsl (2007-05-15 18:30) 

しみ

いいなぁ。やっぱり一度は行くべきかも。
砂の上って体がフィットして寝やすいかなと思ったけど、
氷のように冷たいのね。キツイね。
砂漠とらくだと天の川、想像しただけでウットリ。
by しみ (2007-05-15 21:28) 

実は、前回の日記からトイレの心配をしていた私・・・(笑)
やっぱりね、って感じです。
でもこういうところだと本当に抵抗なさそう。
砂漠で一番星ってステキだぁ☆
ところで、寝ているときに鼻の穴や口に砂は入らなかったですか?
by (2007-05-15 21:41) 

ゆき丸

今日も感動しました!
トイレは工事現場にあるような「簡易トイレ」があるのかな?なんて、
考えていたら・・・そうだよねぇ。。。 
たった1泊の温泉旅行でも部屋のトイレは
「洗浄便座じゃないとイヤ!」なんて甘っちょろいこと言ってたら
こういう景色は一生、見られないんだよね ^^;
もともと、海外には、ウォシュレットなんて無いけどね~。(無いよね?)
天の川、見てみたい☆
by ゆき丸 (2007-05-15 22:06) 

miffy

すごく小さな星まで見えて、星ってあんなに数があるんだと感動したのを思い出しました。ラクダに乗るときに使った敷物でそりのようにして、砂丘を滑り降りたのも面白かったです。
by miffy (2007-05-15 22:49) 

前回、間違ってチュニジアと言ってしまいました。
モロッコやったんですよね。
いやいやまあまあ、どちらも行きたいんですけど。
本当は陸路横断でアルジェリアも行きたい。
サハラのキャンプめっちゃうらやましいです。
サハラへの憧れが強まりました。サハラ横断の手記で有名な
上温湯隆のような冒険はできませんが、いつか絶対サハラの上で
眠ってみたいです。
ちなみにナミブ砂漠は行ったことあって、なかなか良かったです。
by (2007-05-16 17:32) 

haru

炎遊人さん>
精神状態は大事ですよね。
私も到着直後、買ったばかりのカメラを盗られ・・・
彼女たちとの出会いがなければこの旅も悲惨なものに
なっていたかもしれません。

xml_xslさん>
コメントいただいたの初めてですね^^
ありがとうございます。
xml_xslさんの表現力、すばらしい!
感動してしまいました。

しみさん>
どうです?NJから行かれてみたら?
日本から行くより近そうなイメージ。
お子さんはどんな風に反応されるかと思うと
それこそ夢が広がります^^

ピヨコさん>
やっぱり、気になりますよね~、トイレ。
行けば何とかなるものですね~。
自分でもビックリでした。
いつもそうしてるかのようにできちゃいました。笑

寝てるときは砂は気にならなかったですよ。
人間の適応力ってすごいかも 笑

ゆき丸さん>
海外の、きったなーいトイレとかいくこと考えたら
こっちの方がいいのかも。。。
そういや、ウォシュレットって日本だけかなぁ。
考えたことない 笑
あっても、私には縁のない高級ホテルにしかないかも。

miffyさん>
ホント、星きれいに見えますよね~。

らくだの敷物はかための何か?
私たちは夜寝るときにも使った毛布がらくだの上に。
すべりおりるのも楽しそうですね^^
by haru (2007-05-16 17:34) 

haru

くろたさん>
くろたさんがあちら方面も制覇されるのを祈ってますよ~!
どんな絵を描かれるのかが今から楽しみです。
チュニジアもアルジェリアも興味津々。
私も行きたい!!
by haru (2007-05-16 17:38) 

Jalana

砂漠は寒暖の差が激しいっていいますもんね。
ところでテント泊だとサソリと対面したりはしないんですか・・・?
by Jalana (2007-05-16 23:42) 

haru

Jalanaさん>
サソリは私も気になってました。
なんでも夏に多いそうです。
それでもあまり近寄ってこないらしいですよ。

朝日を見るときも砂はパウダースノーのようでした。
負けずとビーチサンダルだったんですけど、指が凍りそうでした。
寒さは想像以上でした。
by haru (2007-05-17 01:31) 

YAP

ただ、ただ、景色の美しさに感動です。
特に、最後の3枚がすごく気に入りました。
ホントに言葉は要らないですね。
トイレは、男なら何にも気にすることないんですけどね。
女性は最初は抵抗ありますよね、きっと。
ところで、食事は誰がどこでどうやって作ったのでしょう?
食材含め、ガイドさんは調理器具も運んでいたのかな?
by YAP (2007-05-19 18:51) 

haru

YAPさん>
本当に「美しい」ところでしたよ。
今、また行きたくて仕方なくて・・・
そんなに遠くない将来、今度は自分のカメラで、
もっとたくさん写真をとってきたいですね。
トイレはね、不思議なことに、ほんとに抵抗無かったんですよ。
どうしようもなかったことと、やっぱり1人じゃない、ってのが大きかったと思います。
食事は、テントに住んでいる家族がいて、そこの奥さんが作ってくれていました。
材料は私たちと一緒でらくだに揺られていったんですけど。
プロパンガスのコンロがありました。
到着と同時にお料理にかかってくれたようですが、タジンは何せ時間がかかるんですね。
待ち遠しかったです^^;
by haru (2007-05-19 23:21) 

かおりん

うわ~~~っ・・・
すごいです~,砂漠で天の川に,日の出。。
きっと,すごく綺麗なんだろうなあ・・・
ちっちゃい頃,鳥取砂丘の近くに住んでて,よく行きましたが,
比べモノにならないほど,スゴイんだろうな~,サハラ砂漠!!
行ってみたくなりました。(^O^)
by かおりん (2007-05-25 14:32) 

haru

かおりんさん>
天の川は本当に感動的でした。
図鑑でも見てるみたいで 笑
鳥取砂丘、行ったことなくて、一度行ってみたいと思ってるんですよぉ!
近くに住んでいらしたなんてうらやましい☆
by haru (2007-05-25 18:57) 

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