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空港からベネチアのホテルへ [北イタリア・ニース’07.08.25-9.10]

マルコポーロ空港からベネチアまでの移動手段は出発前に相当なやんだ。

約1時間かけて空港から船で行く方法(確か12ユーロ)と、

約20分・バス(3ユーロ)+約5分・ヴァポレット(水上バス、6ユーロ)で行く方法。

(ヴァポレットは1日券、3日券などもあり。このときはとりあえず1回券で)

パッと見、時間的・料金的に後者を選ぶけれど、空港から船に乗って、

海からベネチアという独特な街に乗りつけるというのは相当魅力的・・・と。

なのに、友達に、「船は酔うから絶対バス!」の一言で、後者に決まった。笑

 

空港で荷物を受け取って出口を出てそのまま左に進んでいくと、チケット売り場があって

バスとヴァポレットのチケット両方を買うことができた。

バス乗り場に移動して・・・

行く前に、「地球の歩き方」でいっぱい頭に情報を入れたはずだけれど、

今回は行く都市が多すぎて、どの情報がどれだったかわからなくなっていた。苦笑

・・・それでも何とかなるものだ。笑

バス乗り場のおじさんに聞き、運転手にも再度確認。

チケットを見せると、刻印機で印字するように言われる。

そうだった!

刻印は、イタリアでは切符という切符にすべて必要で

観光客といえども忘れると罰金が科せられるらしい。

便利なのか不便なのかわからないシステムだけれど、新鮮でちょっと楽しい。

 

約20分のバスの車窓からは、まだ飛行機も比較的大きく見えるイタリアらしい空を眺めつつ、

しばらく走るとすぐに、浅瀬な海の上にベネチアへとまっすぐ伸びる唯一の道路を通って

あっという間に到着したのはローマ広場。

車が乗り入れられるのはバスターミナルもあるこのローマ広場まで。

ベネチアの移動手段は徒歩とヴァポレット。他に水上タクシーなどの船。

到着したバスターミナルは思っていたよりは大きく、

想像と違って、バスを降りたら目の前がヴァポレット乗り場ではなかった。

それでも、TVなどで見たことのある景色、その本物が目の前にあることがうれしくて、

スーツケースを引きずりながらも、思わず顔がほころぶ。

地図を確認して向かい、ヴァポレット乗り場を発見するも運河沿いの道の目の前は

行き止まりで、大回りしなきゃ、何てこともあった。

ヴァポレットは想像していたよりも大きかった。

(感覚的には陸上バスの5台分くらいの人が乗れそう)

だから、電車でスーツケースを運ぶと「邪魔~」って感じるけど、スーツケースも小さく見えた。

快適、快適と思いながら、景色を楽しむ。

ベネチアの真ん中を流れる逆S字のキャナル・グランデ(大運河)を進んでいくヴァポレット。

キャナル・グランデ沿い、パッと見は、映像で見てた方がきれい? と一瞬思ってしまったが、

進むにつれて迫力を感じ、小道のように分け入る細い運河に、なぜか必ずシマシマのTシャツを

着たゴンドリエが揺らすゴンドラを見つけるとベネチアに到着した実感がわいてきた。

ローマ広場から6つ目のベネチアの中心にあたるリアルト橋近くの停留所「リアルト」で降りた。

(ホテルHPより) 

ホテルはちょうどこの停留所の向かい側にある、Hotel Ovidius。

(詳しくは HPを。BOOKING.COMにて結構お安く予約しました。)

スーツケースを引きずって、リアルト橋を渡る。

 

・・・この橋、過酷。

両方から階段を上り下りしなきゃいけないので、スーツケースと共に橋を渡るのは結構大変。

蒸し暑いさなか、汗かきかきホテルまで。

家からホテルまで27時間かけてやっと到着。

荷物を置いたら、とりあえず、軽くご飯。

何ご飯かわからないものを機内でいっぱい食べた割りにはおなかがすいていて、

停留所の斜め前にあったセルフサービスのピザ屋でピザを食べた。

日本で言うLサイズくらいのピザの1切れとコーラで1人千円くらいだったかな。

ローマで思ったのと同じく、やっぱり生地がすこぶるおいしかった。

その後はジェラート屋さんを発見したので食べてみたけど、たいしておいしくなくがっかり。

このあとは、1時間ほどリアルト橋の近くをぶらぶらして、ベネチアの雰囲気だけ楽しんだ。

18時頃にはホテルに戻って、ベッドに横になったら、「めちゃめちゃ汗臭いのに・・・」

と思いながら、そのまま深い眠りについてしまった。

 


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コメント 9

aloha

リアルト橋のそばのホテルですか?いいですね~♪
たしかにスーツケースを引いてのリアルト橋は過酷そうですが、
やっぱり一番ベネチアらしい景色ですよね。
ホテルのHPも見せて頂きました。
イタリアらしい素敵なホテルで羨ましいです。
by aloha (2007-09-20 09:14) 

27時間、長旅でしたね~。
それでも荷物を置いて、食事に行く行動力、尊敬します☆
ベネチアって、こんなにゴンドラがあるんですね。
イメージ通りって感じ(^^)
by (2007-09-20 11:13) 

miffy

ベネチア入りは陸路だったので、同じようにバスで下りた後船のタクシーでホテルに行きました。
船用の信号をはじめて見たときはなぜか笑ってしまいました^^
by miffy (2007-09-20 21:37) 

しみ

ベニス、いいなーあ。
この景色素敵ですよね。いかにもベニスらしい。
私も船で行くコースがいいなー。でもやっぱり酔いそう(笑)
by しみ (2007-09-20 21:50) 

chakky

27時間!!
やっぱりイタリアは遠いですねぇ。
しかし、27時間かけてたどり着いたベネチアの景色はよいですねー。
水辺のホテルとは羨ましい!
by chakky (2007-09-20 22:26) 

ゆき丸

ゴンドラにゴンドリエ~☆
ディズニー・シーが最初に浮んだよ(^_^;)
本場は、いいわ~♪

わたしも陸路でお願いします ^^
船、メチャ弱です。。。
シュノーケリングしていて酔っちゃうくらいなので(笑)
by ゆき丸 (2007-09-21 00:06) 

haru

alohaさん>
イタリアはどこもたくさんホテルがありすぎて、
最終的には場所で選びました。
結果、よかったなと。
直接ホテルのHPで予約するよりずいぶんお安く泊まれたんですよ。

ピヨコさん>
火事場のばか力のようなのが旅先では生まれます。笑
普段は家からあまり出ないような生活なので、なぜあんなに動けるのか自分でも疑問です。
帰国してちょうど10日になるけれど、いまだ、両足親指がしびれてます。←明らかに歩きすぎ 笑

miffyさん>
私も見ましたよ~信号!
水路が道路代わりで、新鮮ですよね。

しみさん>
後ほど、空港行きの水上バスに乗って途中まで行きました。
やっぱりね、バスでよかった、と思ったよ。
結構揺れました。

chakkyさん>
ドバイの5時間がきつかったです。
欧州まで直行でいけちゃうともっと早いんでしょうけど、
何せ、価格重視でしたから。笑
水辺のホテルで、共同のテラスからの眺めは最高でした。

ゆき丸さん>
あはは、シーね。
今日、生徒さんと話してたのは、名古屋にイタリア村があるので、
写真撮りに行くか、って。笑
by haru (2007-09-21 00:33) 

もーきち旅行でアジアの記事ばかり(最近はずーっと中国)
書いて描いているのでこういったヨーロッパ的な情景が浮かぶ
記事に羨ましくなります。
そろそろアルファベット世界へ移りたいかも。
by (2007-09-24 19:34) 

haru

くろたさん>
いやー、ずいぶんと細かく回られているので、
うらやましいですよ。
ちょっとずつちょっとずつ進んでくださいな♪
アルファベットの国が続くと中国も恋しくなる?笑
by haru (2007-09-25 00:48) 

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