ムラーノ島へ

8/28（火）

また同じく、早寝早起き。８時過ぎに同じ朝食をいただく。

この日は、小さな島のひとつ、ムラーノ島へおでかけ。

お友達とはまた別行動。やっぱり酔うからできるだけ船に乗りたくないんだって。

どの島に行くかはどこでもよかった。

ヴァポレットに乗って、ベネチアを出て海から見てみたかったのだ。

この翌日から、リド島でベネチア国際映画祭をやっていたので、

リド島も面白かったかもしれないが、ホテル前の停留所からムラーノ島への直行便が

出ていることが判明したので、ここに決めた。片道６ユーロ。

 

ベネチア内のヴァポレットのメインはACTV社。これで行くと、遠回り＆乗り換えあり。

（それでも、ACTV社の１日券とか３日券を持ってたら、そっちで行くけど。）

ベネチアとマルコポーロ空港を結ぶALILAGUNA社の便がムラーノ島を経由している。

 

 リアルトで船を待つ私。（船の写真はここ）

ローマ広場から乗ってきたヴァポレットよりもずいぶんと小さい船。

それでも、２０人位は乗れるかな。

行きは乗客３人。

ヴァポレットよりも少し低い目線でグランドキャナルを望む。

水に近い分、ベネチアらしさに触れることができた気がする。

ベネチアを抜けて海に出ると、海に浮かぶベネチアの街が巨大なテーマパークのように見えた。

そう、これがみたかったのだ。

ちょっと感動ものでした。

ムラーノ島に到着すると、地図もなく、人が流れた左の方向についていってみた。

ここはベネチアングラスの島。

ベネチアングラスのお店が建ち並ぶ。

またもベネチアングラスのクリスマスツリーを見つけたが・・・我慢した。（買えばよかった）

そのまま進んでいくと、表示がなく博物館だったのか、単に見学可能な工場だったのか、

たくさんの人が入っていくところがあって行ってみたら、並ばされてしまった。

しばらく待ちながら、そこの庭にふと目をやると、

大好きなざくろがたくさんたわわに実った木があった。

初めて観たざくろがなる木はとってもかわいくて、

サンサンと降り注ぐ太陽がとっても似合っていた。

「ひとつ欲しい」と思ったのは言うまでもない。笑

出てきた人は大きな紙袋を持っていたので、たぶん、工場だったのでしょう。

しばらく待っても中に入れてくれないので、列を抜けた。

 

滞在時間は、乗ると決めた船まで５０分ほどだったので、待ってる時間がもったいない。

適当に、島を彷徨う。

住宅らしいところは閑散としていて、人を見ない。

船を下りてから小さく一回りする方向に進んでみると、

またベネチアングラスの立ち並ぶ通りにでた。

外観は一見して同じようなお店が並んでいるけれど、一歩店内に入ると、なかなか個性的だ。

とってもかわいい５０cmくらいの高さのキャンドルスタンドを見つけたけれど、値段を聞くと

１２５ユーロ（２万円以上）もして、まだ旅が始まったばかりだったこともあり、

値段を聞いて即却下。

 

船着場に戻ろうとすると、スーパーのSPARがあった。

日本にもあるし、うれしくなったけど、あいにく時間がないので、店内入れず。

 

予定通りの船に乗る。

今度は空港からお客さんを乗せてきたため、とりあえず座れた、というような混み具合。

横向きで座らせれ、席も立てず。

行きはガラガラだったので、立って外に顔を出したりもできたけど、身動きとれず。

酔いそう。

友達を無理やりつれてこなくてよかった。

そして、空港からこれに乗ってこなくてよかった。

と思った瞬間でした。

到着したばかりの空港からのお客さんは、小さくきれいとはいえない窓から見ても

ベネチアの景色に、やっぱり感動してました。

船に強い方は、空港からベネチア入りするのもよさそうです。

 

ホテルに戻る前に、市場に寄ってみた。

氷の上に並べられた魚介類。かわいく盛られたフルーツやお野菜。

日本とまったく違う売られ方が購買意欲をそそるけれど、買ってもどうしようもない。。。

写真にもいっぱい収めたけれど・・・泣

 

遅めのランチは前日のランチの後、すぐ近くで見つけた中華料理店。

ため息の橋のひとつ後ろの橋をサンザッカリア教会方面にほんの少しわたったところ。

写真に頼ったので、店名は忘れてしまいましたが・・・

お店の前には日本語のメニューもあり、許せる範囲の値段設定で、

アドリア海から入っているであろう海老を使ったエビチリを食べるのもいいね、

ってことで前日からこの日のランチはここと決めていた。

注文したのはチャーハンとエビチリともやし炒め。

緑の野菜は入手しにくいのか、野菜炒めは見当たらなかった。

チャーハンともやし炒めは想像の範囲内。

味は海外で食べる中華料理の味がした。

期待を裏切られた？のはエビチリ。

唐辛子とねぎで炒められただけの海から上がったままの状態の海老。

海老はおいしかったけれど、想像とは程遠いエビチリだった。

まぁ、それも「あり」ですね。

お会計はお財布にやさしい２２ユーロ（約３８００円）

 

このあとは、また別行動になって、今度はサン・マルコ広場から一度海側に抜けて

西に向かって歩いてみた。

海側に出ると、見るの楽しみにしていたサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会は

補修工事中か美しいであろう姿を隠していた。

そのまま、サン・モイゼ通りに出る。

ここはいわゆるお金持ち通り。有名ブランド店が立ち並ぶ。

大好きなPRADAもあったけれど、絶対に欲しくなるので外観だけで我慢した。

１８時を過ぎた頃、またサン・マルコ広場に戻って、

広場の端（サン・マルコ寺院を正面に見て）座った。

だんだんと空が色を変えるので、それをカメラに収める。

淡く、ピンク色に染めていく。

変化するごとに美しさが変わっていった。

（たしか）１９時になるとサン・マルコ広場を囲う建物に明かりが点灯し、

一層と美しさを増していた。

まだまだ座っているつもりだったけれど、

 

「ポン」

 

って音がしたと思ったら、どこかからペットボトルのふたが飛んできて、目の前に落ちた。

ガス水のふたが飛んだのね。

しばらく放っておいたけど、誰も取りに来ない。

やっぱり無視できず、拾って届けてあげた。

ら、場所を取られてしまったので、そのまま引き上げることにした。

ホテルで友達も待ってるし。

 

ホテルに帰って晩御飯を食べに行くことにする。

いろいろ悩んだ挙句、何かの縁だしとホテルの下にあるレストランに行くことにした。

と言っても、ホテルのレストランではないけれどね。

RISTORANTE CANAL GRANDE VENEZIA

ベランダからの写真。

ベネチア最後の夜だし、ちょっと豪華版な気持ちで行っては見ましたが・・・。

最初に頼んだものはサーモンクリームパスタと、フライドフィッシュ。コーラ２つ。

なんだけど、フライドフィッシュを食べるなら、鰈のムニエルをと薦められ。

１００g７ユーロとかなりお高いので躊躇しましたが、

日本語で、「ホントニオイシイ。ゼッタイオイシイ。」とちょっと強引。

「ちょっと豪華版」な気持ちも手伝って頼みました。

やってきたものは、大きな大きなお皿にパスタと２０cm弱位の鰈とフライドポテトが盛られてて、

ウエイター２人で、２人分に盛り分けてくれた。

他のお客さんからも注目されてた

特にパスタがおいしくて、ここにしてよかったね、ってことになったけど、

お会計の時は、気を失いそうになった ８０ユーロ。（約１３０００円）

日本だったらどれだけのご馳走が食べられるか・・・と思ってしまうところが貧乏性。

でも、高すぎるよねぇ。

思ったよりも高かった食費。

買い物モードOFFな上、鍵までかかっちゃった？瞬間でした（笑）

 

こうしてベネチア観光は終了したのでした。

 

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＜おまけ。恒例？のおばばかネタ＞

甥っ子へのお土産が届いたらしく、写真が届きました。

しばらく見ないうちに、また大きくなっちゃって。誰?って感じすら覚えます。

おうちでは帽子はゼッタイにかぶりたくない、という３歳にしてかなりのこだわり派。

写真を撮るのも苦労したそうで、外でやっと撮らせてくれたらしい。

haru「気に入ってくれたかなぁ？」

妹   「うーん、たぶんね。かぶってるし」

と、つれない感じですが（笑）かぶってくれてるからまーいっかぁ。

想像通り、似合うじゃん。

 

コメント 14

高い、高い、高～い!!!!!
中華料理って、普通安くないですか？それってＮＹだけ？
５ドルでおなか一杯食べれると思ってる私こそ、真の貧乏人です(笑)
レストランで強引に勧められるのはイヤだなぁ。。。
なんか疑ってしまうかも。

甥っ子ちゃん出たぁ☆
似合ってますね(^^)
でも照れちゃうお年頃になってきたのかな？
ほんと、前に見た写真より、かなり大きくなったような・・・
by (2007-09-22 04:47) 

ユーロってビックリするくらい高いですよね～
この前チュニジアの帰りにミラノでお昼食べたらパスタとデザート、コーヒーで一人３０００円くらい取られました。

ヴァポレットもいいけどゴンドラで小さな水路を回るのも面白かったですよ。
昼間もいいけど夜乗る方が周りの汚いところが見えなくてとってもロマンチックでよかったです＾＾
by miffy (2007-09-22 09:25) 

ザグレブからリュブリャナ(スロベニアの首都)に列車で移動した時、
駅到着寸前に"SPAR"の巨大な物流センターらしき建物があり、
"あら♪"と驚いたことがあります。
欧州ではメジャーなのね　笑

鰈のフライ、20ｃｍ程度で良かったぢゃん　笑

50ｃｍ位の鱈の半身の上にポテトフライてんこ盛りで出された時の
インパクトを想像してみようっ！爆　（轟沈は卒倒しそうになり）

80ユーロかぁ･･･
イタリアは通貨統合のどさくさに紛れて、ユーロの強さに上手く
乗っかってるなぁ　笑

　
by 魚雷亭　轟沈 (2007-09-22 09:43) 

それにしてもお高いですね。
鰈もパスタもおいしかったようですので、それが救いですね。
私も船はちょっと酔うかも。
上下のゆらゆらした動きが苦手です。
by YAP (2007-09-22 09:44) 

ピヨコさん＞
でしょ。
本当に高かった！でも22ユーロでも安く感じちゃったんですよね。
恐るべし、ベネチアの物価！
税金も２０％弱含まれているようで、それも高い原因かと。。。

甥っ子、おすまし顔でしょ。
最近自己主張も強くなってきたらしく、会いたくて仕方ない。笑

miffyさん＞
うんうん、ミラノでもそのくらいしますよね。
ミラノはイタリア最後の訪問地だったので、3000円くらいでも
「普通ね」と思うようになっちゃってました。
慣れって怖い？笑

ゴンドラね、何せお友達が「絶対乗らない」って言うものだから。
でも、見てるだけ、写真を撮るだけで十分楽しかったです。
まー、データはなくなっちゃいましたけど。爆

魚雷亭 轟沈さん＞
そっかぁ。ニースでも見かけたけど、SPARは欧州では
メジャーなんだぁ。
ウエイターの話だと、手でね、「このくらいの大きさだから
そんなに高くないよ、大丈夫」とも言ってた。
ベネチアは観光だけで成り立ってるようなものらしいから、
取れるところは取ってやれ！って感じなのかな。
高いと聞いていた予想をはるかに上回る高さでしたよ。

YAPさん＞
８０ユーロはホントに気を失いそうになりましたよ（笑）
おっしゃるとおり！とってもおいしかったのが救いです。
船、苦手なんですね。
行かれる際はバスと揺れの少ないヴァポレットで！
by haru (2007-09-22 13:27) 

ベランダからレストランを撮った写真がいいね☆
親子３人の食事風景　＾＾　うふふっ。。。

なおクン、お兄ちゃん顔になったね☆
帽子よく似合ってる！サイズもピッタリ(^_^)v
by ゆき丸 (2007-09-22 14:49) 

ベネチアと言えばラスベガスのベネチアンの人工運河（ってもともと
運河は人工か・・・）を思い出しますが、本物ははるかに
いい雰囲気なんでしょうね。
夕食は高くつきましたね。よほど大きなカレイだったんでしょうか。
by Jalana (2007-09-23 17:34) 

食費がホントに手痛い感じですね・・・
高いなあ・・・

昔、私が行った頃はそこまでなかったような。。。
ほとんど食事つきのツアーだったので、予算とかどこで食べるかで悩む事はありませんでしたが、選ぶ楽しみも味わえなかったんですよね(｡･ˇ_ˇ･A ﾌｷﾌｷ･･･
by chakky (2007-09-23 17:38) 

う～、イタリアって物価高いんですね。
一度は行ってみたい街なんだけど、物価高かぁ…。
悩むところです。
一眼レフって良さそうですね。
私も欲しいんですけど、高価なのでどれが良いか決めきれず、未だに購入していません。
旅先での写真、一眼レフで撮ってみたいです。
by たま (2007-09-23 19:37) 

ゆき丸さん＞
その写真たまたま友達が撮ってたの～。
私も撮ってたんだけどね 笑

なお、大きくなったでしょ～。
会いたいわぁ、ってとこだけど、なかなかね＾＾；

Jalanaさん＞
きれいさで言えばベネチアンの方が断然きれいだけど、
やっぱり本物の方が味があると思います。
データがなくなって、お見せできなくてホント残念ですけど。
鰈はそんなにでっかくないんですよ～。
おいしかったですけど、日本だったら、高く見積もっても2千円？
ってとこかなー。

chakkyさん＞
ツアーだと選べないけど、食べながら心配しなくていいから、
ベネチアではツアーの方がいいかも。
支払いが怖くてドキドキしながら食べましたもん。。。苦笑

たまさん＞
特にベネチアが物価高。
他の街ではハンバーガーなどは千円くらいあれば・・・
それでも高いんだけど。笑
デジイチ、検討中なんですねー♪
私もずいぶん悩みましたよ～。
その間も楽しい?気に入るのが見つかるといいですね。
by haru (2007-09-23 22:16) 

独りで散策する旅の楽しさととまどいが伝わってきます。
イタリアの観光地ともなれば、こういった物価なんですねー。
アジア旅行中では考えられない物価ですね。
by (2007-09-24 19:39) 

くろたさん＞
ベネチアは長期滞在はできませんね。笑
でも、写真好きとしては、またいつか訪れてみたいと思ってます。
短期で 爆
by haru (2007-09-25 00:50) 

ムラーノ島に行った事が無く興味深く読みました・いつもサンマルコ周辺ばかりですから・・・・(笑）リラ通貨の時は物価の安い国だと思っていましたがここはホテルもレストランも高すぎますね・80パーセントくらいが観光客なので強気なのでしょうか？
by jyoji-san (2007-09-25 11:44) 

amaguriさん＞
はじめまして。nice!とコメントありがとうございます。
ホントですね、リラのころローマに一度だけ行きましたが、
安かったからと、お買い物もいっぱいした記憶です。
「いつも」ということは何度も行かれてるんですね。
うらやましい☆
データがなくなってしまったし、また行きたいところです。
by haru (2007-09-25 17:55)