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フィレンツェ充実のイチニチ [北イタリア・ニース’07.08.25-9.10]

8/31(金)

この日は朝早く目が覚めた。

こうなったら、まずはあそこに行くしかない! 朝一、元気なうちにと。笑

向かったのはドゥオモ。

8時オープンにあわせて5分前にアパートを出た。

 

               表                入場券           裏

入り口に「684段の階段です。エレベーターはありません。」と張り紙がしてあったのが印象的。

684段は私にとっても「覚悟」が必要。こんなとこにも「老化」を感じる。笑

ここは「冷静と情熱のあいだ」のクライマックスだし、はずせないところ、という気持ちも背中を

押してくれて、狭くて急な階段を撮影する時も大変だったろうな、とか思いながら上りました。

時折、空気口で、外の景色が見えるのですが、それが新鮮な空気と伴って、息を切らしながらも

上へ上へと上りきるための勇気をくれます。

それでも、結構しんどくて、ハーハー言いながら、休憩しながら。

最後にとってもとっても急な階段が待っていて、そこを上りきると、やっとやっと到着しました。

朝一に上ったのがよかったみたいで、階段もクーポラもまだすいてました。

クーポラからUPしたブログ(ココ

フィレンツェの街を一望し、ウッフィツィ美術館のカフェが見えたり。

オレンジ色の街が今も目に焼きついています。

ここでもたくさん写真を撮りましたが・・・。

降りるところも少しだけを除いて、基本的には同じところを降りていくので、すぐ息切れして

止まっちゃう私は、他の人の迷惑にならないよう、すいている時でよかった、と思いました。

降りたら、足が笑ってた。プルップルしてました。

降りてから、アクエリアス(3.5ユーロ)を購入。

飲みながらアパートへ。                                    (↑アパート中庭で)

気がつくと、手や腕はさびた鉄のあとがいっぱい。

上る時、手すりを力いっぱい持っていたからだ。笑

 

アパートに戻って、汗だくだったので、着替て、リラックス。

今度は中央市場へランチもかねてお買い物。

革製品などの工芸品を扱っているサンロレンツォ市場もぷらぷら見ながら。

あ、お友達はコインケース2つお買い上げ。

中央市場では、フィレンツェ名物のひとつである

「ランプレット(牛の第四胃袋を、野菜と一緒に十分煮込んだもの)」

おいしいというネルボーネというお店があって、それを目指していきましたが、

あいにくお休みで、他店で「ラザニア」と「米なすのミートソース」と「サラダ」をいただきました。

 

この市場は食材の宝庫。お肉・お魚・生ハム・チーズ・お野菜・果物などなど。

海外の市場はどこも楽しいけれど、ここは大きな市場で、とってもとっても見応えがありました。

ちょっとグロテスクなものも見かけちゃいましたが・・・。

これもここで。

晩御飯用にお買い物も済ませました。

まずはスカンピ(詳しくはココ)6匹。サーモンは指で厚さを伝えて2枚切ってもらった。

サーモンのおじさん、カメラ向けたらいい顔してくれたんだよね。

シルバーグレイの優しい顔したおじさんでした。

お野菜はやっぱりトマト。

フルーツはフィーキ ディ インディア(詳しくはココ)を1つ購入。

 

一度アパートに戻って、冷蔵庫に入れたら、またお出かけ。

「冷静と情熱のあいだ」のロケ地めぐりしながら、街を散策。

アパートからアカデミア美術館を抜けた

サンマルコ美術館前からタクシーに乗り、まずはポッジ広場まで行き、そこからスタート。

(訂正 : ×フェラガモ美術館   ○フェラガモ博物館)

ここは映画で、約束のドゥオモでの再会のあと向かった演奏会が開かれていたところ。

閑散としていたけれど、イメージはそのまま。

アルノ川沿いをヴェッキオ橋まで。

川沿いは、ランニングしている人や、買い物袋を下げた人も普通に歩いていて、そんな人たちを

カメラに収めながら歩くだけでも楽しい。

ヴェッキオ橋ではalohaさん情報のジュエリーショップをやっと見つけた

やっぱりかわいかった。けど、やっぱり手が出なかったのよね。

ヴェッキオ橋は正確には、サンタトリニタ橋を渡っている順正の後ろに登場してる。

映画の中でもきれいな情景で好きなところ。

流れで寄ったのはフェラガモ博物館。

カメラ提げていたら、「No Photo」って言われたので、

「チケットは写真とってもいいよね?」とジョーダンめかして言ってみたら、

すぐそばにあった、「カタログだけ撮ってもいいよ」と撮らせてくれた。笑

カタログじゃ意味ないじゃーん、って感じですが、そのやりとりが楽しかった。

その写真も今いずこ・・・

ここはそんなに大きくはないけど、なかなか見ごたえがある。

今までの製品が時代ごと、色ごとに見られる。

履いてみたい靴から、そうでない(ショー用?)靴までありとあらゆる靴に出会える。

印象的なのは、M.モンローやE.アーデンなどの注文書や

A.へップバーン、D.バリモアなどの木型がおいてあったこと。

へップバーンの木型は細くて長かったし、バリモアは小さいけど丸かった。

サンタトリニタ橋から北への通りは有名ブランド店が並ぶ、お金持ち通り。

やっぱり買い物モードOFFのまま、店内へは行かず。

ぐるぐる回り歩いて、メルカート・ヌオーヴォ(民芸品市場)の前の「猪の像」とご対面。

「鼻をなでるとフィレンツェに再訪できる」という言い伝えがあって、お鼻の辺りだけ

ピッカピカでした。写真撮るのに必死で、なで忘れた!もう行く機会ない?笑

メルカート・ヌオーヴォをはさんで、猪の像と反対側にあるネットカフェで、休憩をかねて

メールチェック。(一度パスポートを持っていくと、カードを作ってくれるので、2度目からは

そのカードに、料金をチャージするだけでOK)

ポッジ広場からずいぶん歩いたあとだったので、いい休憩場所になりました。

 

アパートに戻ったら、夕食の準備。

スカンピは、塩・こしょうして、オリーブ油+にんにくで焼いて。

サーモンは、同じく塩・こしょうして、バターで焼いて、持参した日本酒で蒸し焼きに。

トマトはさいの目に切って、オリーブ油+レモン汁+塩・こしょうのドレッシングで。

これに、レンジで温めるだけのご飯。

 

初めて食べたスカンピはかにみたいに殻は固くてびっくりしたけど、

とっても甘ーくって、身がやわらかかった。身の感じもかにみたい。

そしてかにを食べた時のように、2人して無言になっていただきました。

また食べたいなー

サーモンも2cm強と厚めに切ってもらったので、堅くならず、ジューシーで

持参したおしょうゆをかけながら、おいしくいただきました。

それがまたバターとの相性がやっぱり最高で。

トマトも、そのものの甘みとドレッシングがうまくマッチしてた。

デザートのフィーキ ディ インディア は種ばかりで食べにくかったけど、

甘くて、何かに似てた・・・なんだろ、ドラゴンフルーツかな・・・おいしかったです。

お友達も喜んでくれたし、最高の晩御飯になりました

 


 

次の分から、やっと写真が登場です。

記事を書いていて、「そういえば、あんなの撮ったな、こんなの撮ったな」

と思うと胸が痛かったですけど、かわらず、nice!やコメント下さって、うれしかったです。

おかげさまで、ずいぶんと励まされました。ありがとうございました

ここ数日の「1日分1記事」と今までのスタイルとどっちがいいのかわかりませんが(笑)、

また前のだらだらブログに戻ると思います。またよろしくお付き合いくださいませ。

 

        


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コメント 10

フェラガモの靴、一生履くことはないでしょう(笑)
私が帰るのはお財布くらいしかないかもー(T_T)
でも博物館は行ってみたいな。夢がありそう♡

現地の食材を使ってのお料理に、白いご飯つけちゃうっていいな。
旅をしていて「これと白いご飯が食べたい!」って思うことがよくあります。
by (2007-09-26 06:32) 

aloha

えっ、フェラガモ・ミュージアムって写真撮影禁止なの~?
小なりといえどミュージアムなので、当たり前かも知れませんが。
私は別段注意もされなかったので、バシバシ撮ってしまいました(^ ^;)
夕食、美味しそう♪
これだけのものを旅先でお料理してしまうなんて、スゴイ!
スカンピ、美味しいですよね。私も大好きです。
日本に帰ってからも食べたくて、こんなお店を見つけました。
http://www.miki-international.co.jp/index.html
『手長海老のグリル』があったはずなんだけど、HPのメニューには
載ってないな~。無くなってしまったのかしら。だとしたら残念!
でも、このお店は美味しいし、雰囲気もあっていいですよ。
by aloha (2007-09-26 09:41) 

miffy

クーポラ朝一番に登ったのは正解でしたね^^
朝のほうが空気が澄んでいて遠くまで見渡せますよね~
真夏の昼間に登った友達は暑さと人の多さで気分が悪くなったといってました。
スカンピ美味しいですよね~
日本でもメニューにあると必ず頼んでしまいます^^
by miffy (2007-09-26 10:41) 

しみ

「冷静と情熱のあいだ」すごく見たくて見たのに、なぜか覚えてない…。
ダメだなぁ。もう一度見たいな。

写真なくってもすごく楽しかったですよ。
写真がないと記事を書くのも大変だったでしょう。お疲れ様です。
でもすごく伝わってきましたよ。
次からの記事も楽しみだけどねー。
by しみ (2007-09-26 11:29) 

chakky

写真がたくさんなくとも、リンクもあるし、貴重なお写真もあるし・・・で、とーっても読むの楽しかったです!
さすが!ってぐらい、細かな説明とかエピソードとかあって、情景が目に浮かぶようでしたし^^

引き続き、記事拝見させて頂きます♪
by chakky (2007-09-26 12:58) 

ゆき丸

スカンピ、わたしも大好きです☆
数えるくらいしか食べたことないけどね。(^_^;)
お店で食べると、開いてあると言うか、
身が取りやすくなっているので殻が固いって知らなかった。
サーモンのバター焼きは、やっぱりお醤油だよね(^_^)v
そう言えば、換気扇なかったんだよね。うふふっ。。。

haru さんの文章がとっても上手だったので
いろいろ想像しながら楽しく読ませてもらってます!
これからも楽しみにしていますよ(*^_^*)
by ゆき丸 (2007-09-26 14:57) 

naonao

「冷静と情熱のあいだ」素敵な小説でしたね。作家が二人で二人の立場から書いてるのも面白かったし。その小説の舞台を追って旅するなんて粋です!
宿泊する場所いいところに取りましたね。ドォーモから5分ってすごすぎ!!
by naonao (2007-09-26 16:17) 

haru

ピヨコさん>
博物館、靴好きにはなかなか興味深いところです^^
私もフェラガモの靴を履くことはないと思う。
すべて旅費へ 笑

旅先のお料理は大変といえば大変ですけど、
市場やスーパー大好きなので、ついつい自分で何か作りたくなるの。
そんな時白いご飯は必須ですね。
やっぱり日本人か。笑

alohaさん>
注意されなかったのは以前はよかったのかも、ですね。
ラッキーでしたね☆
デジイチで目立ったのか、チケット買う前に、
だめって言われちゃったの~。

お店、とってもよさそう!!
東京に行ったら寄ってみようかな。

miffyさん>
うんうん。あっついお昼間は上ってる間過酷だと思います。
いや~なジメジメ感があるので、涼しい時間帯がベストですね。

スカンピの置いているお店が行きやすいところにあるといいですね。
前々から一度食べてみたいと思いつつ、この辺じゃどこで食べれるのやら・・・。まぁ、普段はぜんぜん都会に出向かないので、そんな機会もなかなかないんだけどね。

しみさん>
ご心配なく 笑
私も、好きな映画なはずなのに、どんなだったっけ?って。
行く直前に映画を見直し、本も読み直し。。。
機会があれば、もう一度見てみてくださいね。
見るとやっぱりいいなーと思うし。
実際の街よりも画像の方がちょっときれいな気もします。

必死に記憶をたどって書いてみました。
伝わったみたいでうれしいです^^
写真に頼り切るものよくないのかも。
今となっては書くだけでも楽しかったです。
次の記事、写真があって書きやすいはずなのに、
どう書いていたのか思い出せず、進まないです。笑

chakkyさん>
そんな風に言っていただけて、号泣ですよ。
うれしくって^^
今、気が抜けてます。やり遂げた感でいっぱい。笑
今後もよろしくです♪

ゆき丸さん>
そうです。換気扇がなかったの~。
食べ終わってからも部屋が魚くさかった。
窓開けると蚊が入ってくるから開けられないし。笑
でも、おいしかったからいっかぁ^^

お褒めいただいてうれしいです♪
応援ありがとうね。
今回は日記も書いてなかったんだけど、
必死で思い出しましたよ~。
日々老化を感じているけど、まだまだいける?笑

naonaoさん>
ホント、素敵な小説ですよね。
二人の立場から、って企画も面白いし。
いつか行ってみたいと思っていたロケ地にやっといけました。
データがなくなったショックは大きいですが、自分の目で見てきて
楽しかったですよ。

宿泊先はとっても便利な場所でした。
一歩出ればドゥオモが地面から見えてましたし。
一歩出る度「ここはフィレンツェ!」と実感してました^^
by haru (2007-09-26 18:30) 

アパート自炊生活楽しそうですね。
見たことのない食材を買って料理するのって
わくわく感がありますよね。
by (2007-09-29 12:15) 

haru

くろたさん>
そうなんです。
現地調達で自分の味でごはんを食べるのは
結構楽しいです。
by haru (2007-10-01 16:16) 

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