欧州の旅の始まり [スペイン’10]
3/14~31の日程で、欧州の旅。
旅のメインはスペイン。
私がマイルでチケットを取った後、両親も行くことになって、
両親は最短時間で行けるフィンエアー利用で同日出発です。
私の方が成田経由のため、3時間早い便だけど、両親も一緒にセントレアまでやってきました。
2人子持ちの妹が「当分、旅に行けそうにないから、写真いっぱい撮ってきて」と言ったそうで、
最寄駅から写真を撮りまくる父に爆笑です。
最寄駅を始発に乗って、セントレアで朝食をとり、
あとはクレジットカードのラウンジで待ちます。
とはいえ、「じゃ、マドリッドで!」と言い残し、私はすぐに出発です。
国際線扱いの名古屋ー成田便はNYの旅以来ですが、
チケットはYクラス扱いでも、座席はやっぱりたくさんのエグゼクティブクラス席、SHELL FLAT NEOでした。
爆睡のうちに成田到着。
さくらラウンジはほぼ満員で、落ち着かないので、免税店をぶらぶらと。
ハンドクリームを忘れたので、JuliqueのCiturusをお買い上げ。
こちら、香りは最高だし、べたべたしないので、お気に入りです♪
成田からは1つ古いSHELL FLAT SEAT。
シャンパンと前菜から始まって、8つの小鉢。いろんな味が、一つ一つおいしくて、とってもGOODです。
メインはぼたん鍋。さっぱり系のデザートも美味!
NYの時は確かいい毛布。
それが肌掛け布団にさらにグレードアップしてました。
これ、買えるなら買いたいです。「西川」のものらしいです。
これ掛けて、快適に爆睡した後、1回目の食事の後はいつでも、いくつでもオーダー可能なメニューから
朝定食とビーフシチュー。かなりお腹いっぱいになりましたが、どっちかに決められなくて(笑)
ビーフシチューは「アルポルト片岡シェフの」と書かれていました。有名なレストランのようです。
まずはアムステルダム・スキポール空港に到着。
(マイルを早く使わなきゃと決めた今回の旅でしたが、案の定今後この路線は廃止されるそうです。帰国後のニュースで…)
今回、ここ経由にしたのは、まだ行ったことが無いことと、
ちょうど決める直前に、「いつも空港の人気ランキング上位に入る、便利な空港」って記事を読んだからでした。
でも、飛行機を下りると、今下りた人もこれから乗る人も同じエリアにでて、ちょっと戸惑いました。
人の流れについていけばいいってわけでなくて、案内板を見ながら、進むしかありません。
それでも、なんとか無事入国審査を通り、次の便のゲートのあるエリアにやってきました。
この空港が人気ランキングに入る理由の一つにショッピングエリアの充実だそうですが、
確かに、たくさんお店があって、ただ見るだけでも十分楽しめます。
帰りの下見~と、はりきって見ていましたが、ここは入国審査などもあるものの、EU圏へのゲートエリアだったみたいで、
日本帰国の際のエリアは全く別のところ、別の仕様でした。(泣)
キャビアにチーズに…思わず買いたくなってしまいます。
とってもかわいいショコラティエ発見! どれにするかじ―――っとまじまじと長い時間決めかねたけど、
結局はシンプルなチョコボール1個にカフェオレ。
カフェオレにはチョコがついてきちゃって、チョコボールいらなかったじゃん…爆
オランダらしいチューリップいっぱいのお花屋さん。 初めて見たポルトガル航空の機体。
マドリッドへはイベリア航空とJALの共同運航便ですが、ゲート案内には前者の表示しかされず、
念のため、インフォメーションでゲートを確認しました。
マドリッド行きのゲートに行くと、すでにスペイン?空気が違う。
スペインに向かう陽気なスペイン人の群れ?
おしゃべりがとっても好きなようです。
機内でも、シートベルトサインが消えた後はあっちこっちで立ち話してたり、
おしゃべりの花がたくさん咲いてました。(笑)
機内サービスはすべて有料でちょっと驚く。
パリからチューリッヒに行った時もそうだったけど、EU圏内はそういう風?
ちなみにフィンエアーもヘルシンキからマドリッドまでは有料だったそう。
日本もだんだんそうなっていきますね…。
さて、マドリッドに到着してすぐ、父に電話してみるもまだ、電源OFF。
両親の方が、1時間半早く到着しているはずで、私も20分遅れたので、2時間早く着いているはずでした。
が、ヘルシンキで無事機内に乗り込んだものの、なんとエンジントラブル!!
エンジンがかからないと機内に乗りこんでから1時間待たされ、さぁ!とエンジンをかけてみるとかからず、
さらに1時間待たされたそうです。しかも、長い間飲まず食わず、エアコンなしで。
そんな飛行機で落ちるんじゃないか???と飛び立ってからも心配だったそうです。
が、私より20分遅れで到着し、無事に合流!!!
すでにマドリッド22時半過ぎ。
私はともかく、合流できなかったら両親はどうなるか…と心配してましたけど、ホッとしました。
マドリッドのアパート [スペイン’10]
今回、3人で行くことになったので、ホテルではなくアパートで探していたのですが、
条件は4つ。
・24時間レセプション
・エレベーター完備
・無料インターネット
・中心地であること
到着が予定通りでも23時頃になってしまうこともあり、1つ目の条件はとっても大事。
調べてみると、ステキなところはたくさんあるんだけど、「24時間レセプション」と言うところがほとんどない。
19、20時以降のチェックインは別途€30~50の手数料が必要なところがほとんどで、
その他の条件として、電話して鍵を持ってきてもらわなきゃいけなかったり、
鍵を事務所まで取りに行かなきゃいけなかったり、条件がかみ合わない。
そんな中、唯一ここがすべての条件を満たすアパートでした。
マドリッドの中心地プエルタ・デル・ソルへも徒歩1分です。
しかも、お財布にやさしいお値段で。
そこは、Hostel Madridが管理するApartamentos Mayor Centro。
Hostel Madridでチェックイン手続きをして、2軒隣りの「8」が入り口です。
この距離なので、24時間レセプションが可能なんですね。
しかも、運よくお部屋を1ランクアップしていただけたようです^^
間取りはL字型。こんなに広いリビングで、3人でも窮屈感は全くありません。
手前のソファはベッドにもなります。
リビングからの写真
私の部屋。 両親の部屋。
リビングから出られるベランダの景色。
両親の部屋のベランダ
バス・トイレ、洗濯機もあり
とっても快適なこのアパートでも、唯一困ったのは、シャワーのお湯がほとんど出ないこと。
頭から全身をとりあえず、ささっと濡らして止めて、頭から全身を洗い、大急ぎで一気に流す!
それでも、最後の方は冷たくなってきちゃいます。それも、これができるのは一人だけ。
なので、キッチンにあったすべての鍋を使ってお湯を沸かし、
お風呂へ運びました。母が!
ここではお料理よりもお風呂用にキッチンが大活躍でした!!(笑)
到着の翌朝は、ななめ前にあったこちらで、朝食を。
これから観光に出かけます。
トレドへ行く [スペイン’10]
到着翌日は早速お出かけ。
「スペインへ1日だけ行くならトレドへ行け!」という名言?もあるトレドに初日に行っちゃいます。
1561年、首都がマドリッドに移る前はトレドがその役割を担っていて、
「16世紀で歩みを止めた町」と言われているらしい。
鉄道だとマドリッドから30分で行けますが、いろいろと調べてみると、
切符を買うのにずいぶん並んで時間がかかることもあるようなので、バスで行くことにしました。
Plaza Eliptica駅にあるバスターミナルから約1時間。
スペインはバスでどこでも行けるとガイドブックで読みましたが、
大きなバスターミナルが他にもいくつかあるというのに、ここだけでも想像以上に多数の発着があってびっくり。
バスからは、高い建物がほとんどないため、とっても解放感があって地球の丸さを確認しつつ、
空も青いし、桜に似た花も奇麗に咲いて、ホントに心地いい。
1時間と思っていたら、45分ほどで到着しちゃいました。
到着したら、まずは景色を一望しようとパラドール・デ・トレド(ホテル)に向かいます。
トレドと言えばこの景色!
私はガイドブックで勉強済みですが、両親は生で見るのがお初!なので、感動もひとしお!って感じでした。
なんだかちょっと悔しいなぁ。(笑)
ここパラドール、マドリッドに夜着じゃなければ泊まりたかったんだけどね。
夕焼けのころはまた、景色も格別だそうです。。。
レストランはまだ開いてなくて、カフェで軽くランチ。 ここでのオリーブのおいしいこと!!
今まで食べた中で一番のおいしさ!!(その後、旅中にこれをイメージして食べるもがっかりってこと多し。)
タクシーにて街へ向かうと、
クレーンでゴミ箱が釣りあげられてる! なるほど。
国外だと、こういうところに目がいっちゃいます。日本は街からどんどんゴミ箱が減っていっていますが、
ちゃんとシステマチックにゴミ箱を設置してると、街にゴミも落ちてないし、効率的だと思うんですよね。
こちら、今は改装中で入場できないアルカサル(城)から
街歩きスタート。
陶器や刃物が多く目に入る。
刃物は特産品らしく、「TOLEDO」の名入り。闘牛で使う剣もトレドで作られているとか。
古都だけどちょっぴり新しさを感じる路地多し。
危ない三叉路にはこんな車止め。ボタンを押すと円柱が下がります。
よく考えられたシステムに感動さえしちゃいます。
スペインカトリックの総本山であるカテドラル。
残念ながら内部撮影禁止。
かなり広い内部をあっちもこっちもと見ていたら、歌声が聞こえてきたので聖歌隊席へ行ってみると、
30人ほどでコーラス。それはNYから旅行中の高校生の聖歌隊の人たちでした。
その歌声と教会がうまく共鳴して、感動で涙が出そうなほどとってもステキでした。
「あぁ、これを写真に撮れないなんて…」とつぶやいているどこかから来てるおじさんもいたり。
今回の旅の中でもとっても印象に残ったシーン。
ショーウインドーのかわいいミニチュアに惹かれて、おやつタイム。グアバジュースがとってもおいしかったよ。
トレド名物、マサパンMazapan。お店はあっちにもこっちにもあるけれど、ここSAMTO TOMEが有名とのこと。
アーモンドと砂糖を練ったお菓子。
本来、クリスマスの時期によく食べられるものだそうで、
かつては修道院でこのマサパンを作り貧しい人に分け与えていたのだとか。
あぁ、なるほど、だからさっき見たショーウインドーに、修道女なのね。
肝心なお味はと言うと、まずくないけど、とりたてておいしいわけでもない、そんなところ。
3種の中では松の実がまぶしてあるのが一番おいしかったかな。
街の中にまぎれてる、ちょっとしたものが何気にかわいい。
右側の赤いビルはバスターミナル。
かなり下りなきゃいけませんが、新しい?エスカレーター完備で両親にも優しい。
ターミナルから旧市街。飛行機雲がステキでしょ?
マドリッドに帰ります。
<トレドのお土産>
こちら自分用。 パラドールを模したのマグネット。
トレド関係ないけど(笑)一目ぼれ。
母はグレーパールをお買い上げ。
前々からブラックパールかグレイパールを買おうと思ってずっと探してたんだって。
私はこういうの疎いんだけど、質も値段も大満足だそうです。
イヤリングも欲しかったようだけど、ピアスしかなくて残念がってました。
ゲルニカとサンミゲル市場 [スペイン’10]
マドリッドに着いたらソフィア王妃芸術センターに向かいます。
ここではピカソの「ゲルニカ」観賞。残念ながら内部撮影禁止。
小学校の教科書にも載っていた戦争の悲惨さを描いた有名な絵画。
恥ずかしながら今まで、なぜ「ゲルニカ」という名なのか知らないまま放置していたけれど、
今回の旅をきっかけにやっと調べて、地名だったと知る。
本物はいままで見ていたいろんなコピーと違って、色からも悲しさが伝わってくる感じ。
あの大きさだけとっても、ピカソの思いがどれだけ込められたか…。
習作も展示してあってそれがとても興味深かった。
近くのお店で
ふろーむアフリカのものばかり扱っているお店でね、とっても欲しくなったキリンとバオバブ。
どちらもね、120~130cmくらいのが欲しくって・・・まだまだ旅は続くし、写真で我慢よ~。
一旦、アパートに帰って休憩したら、歩いて軽く夕食へ。
アパート近くをゆらゆらとお散歩気分で・・・・ マイヨール広場をルンルン気分で通り抜け・・・
やってきたのはサンミゲル市場。
おぉ、ガラス張り! それだけでとってもおしゃれ♪
ここの市場は生鮮食料品売り場ももちろん充実しています。
生パスタやらオリーブ漬けやら、どうやって食べるのか生のカカオもあったり、
お腹が心配で我慢した生かきやら、ショコラティエもあるし。
やっぱり心躍っちゃいます♪
そして、この市場の約半分はスペインの食文化、タパスのお店。
タパスの訳は「小皿料理」とか「アペタイザー」。
ちょっとつまみながら楽しく過ごすのがスペイン人は大好きなようで、ここも大盛況!
立ち飲みワインバーにて
父は赤ワインを飲みながら、私と母でタパスを運び、1杯だけ私もシャンパンロゼをおいしくいただきました。
ピンチョス 生ハム
トルテージャ(いわゆるスペイン風オムレツ) キャビア(何の卵???)
もうちょっとつまみたいなーと周っていたら、
お寿司屋さん発見!
いつもなら、海外で日本食はパスするところですが、今回は両親も一緒。
迷わず、オーダー。
サーモンロールをまず1つずつ頼んでみたら、とってもおいしくってね、追加オーダー。
ここまで来て父ったらアサヒビールも頼んじゃって、日本で修業したって大将と楽しくおしゃべり。
とっても日本語がお上手で、奥さまは日本の方だそうです。
食べてる間も次から次へとお客さんがきて、大将大忙し!とっても人気があるようです。
一体ワインを何杯飲んだのか・・・プラスビールで帰ると
ソファで気持ちよく眠ってしまった父。(笑)
セゴビアへ行く [スペイン’10]
朝はサンミゲル市場でGETした菓子パンとアテモヤの朝食。
トレドに行った次の日はセゴビアへGO!
セゴビアへは到着してから、駅よりバスターミナルの方が街に近いという理由でバスを選択。
トレドの時とは違うPRINCIPE PIO駅にあるバスターミナルから出発。
トレド行きは自由席だったけど、セゴビア行きは半指定席。
「半」と言うのが厄介で、指定に座る人いれば、自由に座る人もいるわけで、
知らずに座ってて、「ここ私の席ですよ」と言われて自分の席に向かってみれば
「どこでもいいのよ」と譲ってくれず・・・。
これが旅行者の私たちだけじゃないから、微妙です。。。
到着してすぐにあるのはサンミリャン教会。 そしてつきあたりには世界遺産のローマ水道橋が見えてきました。
接着剤を何も使わずできてるこの水道橋は、15km離れた川から街へ水を運ぶため、紀元1世紀前後に建造。
現在は水道管が設置されつつもまだ現役なんだそう。
水道橋とともにあるこの街もなんともステキです。
旧市街に入っていくと、カテドラルが見えてきました。
カテドラル前はマイヨール広場、オープンカフェがあったり、レストランがあったり、ベンチでくつろぐ人がいたり。
その一角にあるカフェ兼レストランでランチ。数あるランチメニューの中から3種類チョイス。
スペインに来て初めてのまともな食事?になりました。
さて、カテドラル観光。
ゴシック様式のカテドラルとしてはスペインの中で一番新しく、優雅な姿から「スペインの貴婦人」と評されるとか。
トレドの、スペインカトリックの総本山なカテドラルを見た翌日なので、感動はなかったけれど、
やっぱり、幻想的で、特に柱に写るステンドグラスの光がきれいでした。
カテドラルから横に歩いて行くと、お土産物屋さんが並ぶ。
マドリッドもここでも、指抜きがあちらこちらで売られているのが印象的。
そして、壁にはこんな模様が入った建物が多い。それがとてもきれいで、ついつい目がいってしまうけれど、
これがちょっとしたセゴビアスタイルのよう。
お土産物屋さんで聞いてみた感じでは、伝統的というほど古い習慣ではないような印象でしたけど…。
旧市街での一番の見どころはここアルカサル。
この外観、映画「白雪姫」のモデルになったとあって、楽しみにしていたところ。
ホント、白雪姫っぽい!!
中はとっても煌びやか。軍隊の博物館もあって、好きな人にとったら面白いかも。
アルカサル前の景色。ここからの眺めが一番好き。
最初のところに戻って休憩。おまけで出てきたポテチがとってもおいしかったよ。
バスターミナルのハム屋さんでハムを購入し、往復で買ったチケットは窓口で座席指定を受けました。
帰りもやっぱり半指定席。。。
私の席にはすでに人がおり、譲ってくれず、結局最後の列に追いやられ・・・爆
まぁ、座れたからいいんだけど。
青の車窓から、連なる雪をかぶった山々を見ながら、マドリッドへ・・・爆睡でした。(笑)
世界最古のレストラン [スペイン’10]
セゴビアから戻ったら、休憩したいという父をアパートに残し、母とアパート近辺を散策。
すぐ近くのプエルタ・デル・ソル広場には、偽ミニーとキティちゃんが・・・。
明らかに「似せ」てある「偽」。(笑)
街を歩いてよく目に着いたのが生地屋さん。
スペインの方は裁縫好きなのか?プロ用なのか…見ると欲しくなっちゃいそうで、遠くからみただけだけど。
ぐるっと回ってマイヨール広場。
お昼間はまた夜の雰囲気と違って、楽しい度が増します。
フラメンコの絵画すてきでしょ?
タパス(小皿料理)が並んでいたり、デブっちょのスパイダーマンがいたり、
微笑ましく、楽しく歩ける広場です。
一旦アパートに戻り、父も連れて、夕食に出かけます。
そこは、またマイヨール広場を抜けて、サンミゲル市場から左折して進むとある、
ギネスブックにも載っているという、1725年創業の世界最古のレストランBOTIN。
ヘミングウェーも通ってたとか。
サングリア(ワインにオレンジやレモン、氷入り)で乾杯!! お水もね。
生ハムメロン ニンニクスープ
何度食べても飽きないおいしさ! あっさりしたやさしいお味。
ホワイトアスパラガス&自家製マヨネーズ セゴビア風きのこ
マヨネーズが最高においしくて。 うまみが生きてる味付け。
子豚の丸焼き 子牛のカツレツ
皮がパリパリでやわらかくてジューシー。 …記憶にない…けど、おいしかったはず。(笑)
これ、もっと食べたかった―!!
ちょっと多かったかな?3人ともかなりお腹いっぱい!!になってしまいましたけど、
どれもこれもおいしくて。大満足♪
帰りもぷらぷらとお散歩気分で。
同じところを歩いても、いろんな顔を見せてくれるから飽きません。
真ん中だけ人が入ってる、ストリート芸も、単純ながら、ちょっと怖くなっちゃったり。
お土産物屋さんでは、サッカー選手のポストカードがスペインらしいよね。
マドリッドからバレンシアへ [スペイン’10]
朝食はセゴビアのバスターミナルのハム屋さんで
買ったハムでサンドイッチとサンミゲル市場のおいしいパン屋さんのパンとミニピザで済まし、
朝もアパート周辺をぷらぷらお散歩へ。
ずっと欲しいな、どうしようかな???と迷っていたものをお買い上げ♪
いつも買っちゃうリストの一つ。(笑) 置物。
どんな理由で売られているのかは謎のまま・・・
でも、マドリッド以外の都市ではお目にかからなかったので、
買っておいてよかったよ。(笑)
マドリッド空港へはタクシーで。
空港で本場の初パエリアはかなり微妙・・・ サラダは普通においしかったよ。
空港はかなり大きく、スペインに来て4日目の両親には空港内を移動するだけでも結構きつかったみたい。
という私も、機内に乗り込んだことは覚えているけれど、飛んだことも覚えておらず、
着陸の衝撃で目が覚めた。
バレンシアに到着すると、こちらは荷物を受け取ってからタクシーに乗るまであっという間。
空港がどんなだったのか、小さいのか大きいのかさえわからないまま街に向かう。
空港から街はそんなに遠くない。タクシーで約20分。
あっちにもこっちにも広がってるのがバレンシアオレンジの畑。
ここに実がなってる季節に見てみたいなー、香りはするのかなーなんて、思いつつ。
バレンシアでお世話になったのもアパートメント。
バレンシアでアパートはなかなか見つけられず、やっと見つけても予約を受け付けておらず、
唯一みつけたのはここだけだった、Cortes46。
ここは1LDK。
マドリッドのアパートと比較すると狭いけど、タブはないけど熱いシャワー使い放題だったのが快適。
(ひとつ困ったのは洗濯機、コインランドリーがないこと、手洗いしても干すところも限りなくなし・・・)
中心地から少し離れているけれど、地下鉄の駅が近いので、便利。
この時、バレンシアの街はにぎやかすぎるくらいにぎやかなので(詳しくは次の記事で)かえってよかったみたい。
地下鉄の駅前にはスーパーマーケット。
外食続きで体調が微妙っぽい父のためにも今日はお料理しよう!とのことで母と早速お買い物。
カートにもなるカゴがお気に入り♪
ちゃんと大きなカートもあるけど、ある意味合理的だなーと関心もしつつ。
アパートはキッチングッズはいろいろとそろっていたものの、なんと、包丁とまな板がない!
旅の時はいつも持っていっている100均で買った十分とは言えないフルーツナイフを使ってなんとかお料理。
量り売りでちょっとずつ買えたお野菜を使いつつ、おいしかったステーキとやわらかいイカは墨も使って酒蒸し。
チンするご飯とインスタントお味噌汁で父は生き帰ったみたい。(笑)
部屋のベランダから、街側を望み、 空港側には噴水が。
この夜景がまた父に活力を与えたみたい。(笑)
もちろん私も癒されたよ~。
バレンシアの火祭り [スペイン’10]
バレンシアに到着した夜はゆっくり早目に休もうと思っていると、
外からにぎやかな音楽が…。
あわてて下まで下りてみると、プチパレード中♪
バレンシアはスペイン3大祭りのひとつである火祭り開催中。
毎年、3月12~19日に開催されていて、今回の旅はこの火祭りに合わせて日程を組んでいたの。
この、紙と粘土で作られた張りぼての人形(ファヤス)はアパート近くのもの。
それぞれ地域のコミュニティごとに作られて、2010年は700を超えるファヤスが用意されたとか。
コミュニティごとの資金力によって、ファヤスの大きさは(1m~30m以上)それぞれ違っているけれど、
一か所に、大人が作った大きいファヤスと子供が作った小さいファヤスが並んで飾られます。
どれもこれも見事なできなのですが、これは火祭り、最終夜19日に全部燃やされちゃいます。
唯一残されるのは1位になったものの一部だけ。
それは、ずっとずーっと火祭り博物館に飾られます。
今度は花火!
音のする方に行ってみると、こんな街中で打ち上げ花火!!
写真じゃわからないけど、見事な花火でした。
こんなにたくさん!! 写真の花火はきっとこれね。
パレード出発!!なようです。見事な民族衣装に身を包んだ老若男女。
と思ったらバスでどちらかへとご出発でした。
こちらもアパート近く。こちらはなかなかシュール?(笑)
バレンシア火祭りファヤスコレクション2010 [スペイン’10]
2010年3月の火祭りで街中に飾られた張りぼての人形・ファヤス。
祭り最終夜(3/19)にすべて焼かれ今はもう存在しないもの。
焼かれてしまう時には、花火の儚さを思いました。
どれも焼いてしまうなんてもったいないと思うほどの見事な出来栄え。
じーっとみてると1つ1つにストーリーが感じられる。
細かい細工がまた1つ1つ感心させられたり、楽しかったり
パンツにシミ、なんて演出を見てぎょっとさせられたり(笑)
倒れそうなのに倒れないバランス感覚も絶妙。
この場所そのままで焼かれることを想像しながら見ることもお忘れなく。
2010年、700を超えていたファヤスの中で私の出会ったものをご紹介。
↑↓こちらは中心地、市庁舎前。たっくさんの人だかり。
最後のものは2010年で2番目に大きいもの。
一言で「張りぼて人形」と言うにはあまりに凄すぎです!!
バレンシアを歩く [スペイン’10]
アパートで簡単な朝食を取り、出発!
地下鉄に乗って(確か)3つ目が中心地。
街はお祭りモード一色。年代問わず、街をあげて全力を注いでる感がいっぱい!
お祭りモードも満喫しつつ、観光も。
まずはバレンシアの中央市場。数千人収容可能という、かなりの広さ、そして品揃えがびっくりするくらい豊富。
見たことのない、牛の部位や、魚、貝類・・・サフランはスペインでも高級品なのねとか・・・
この近所に住みたいわ♪
暇そうな生ハム屋のおじさんが試食をくれて、それががおいしかったので、生ハムをお買い上げ。
でもね、なんでか違う生ハム売られちゃって。それ言っても通じないし。。。
これもそこそこだったけど、試食のの方がおいしかった。
普通、試食して買うって言ったら試食したの売ってくれるよね?この旅最大の謎です。(笑)
チュロスもね、「1袋」ってつもりが「1本」だった。(笑) だから3等分。試食か!(笑)
そんなことで、違うところで、
なんていうのかチュロスの丸い版。こちらはしっかり3個お買い上げ。揚げたての熱々でおいしかったよ。
こちら中央市場前にある、世界遺産にも登録されているラ・ロンハ。
柱のサロンと呼ばれるこちらはただただ見事な作りに圧倒される。中庭には母曰く、いろんな種類のオレンジだとか。
近くにはお土産物屋さんが並ぶ。パエリアのマグネットはかなり惹かれて、さんざん迷ったけれど、
これだけたくさんあるからかわいいのかも?と結局買わず。
こちらは街で見かけた本物の特大パエリア。
とってもいいにおいしてたよ。
こちらは街の中心にあるカテドラル。
こちら、この旅の中で印象的な出会い。こんなにも性格のはっきり出てる写真ってそうは撮れないでしょ?(笑)
とっても無邪気でかわいかった。
カテドラルの写真↑を撮るためにちょっと離れて
戻ってみると、母は謎のおじさんとコミュニケーション中。
おじさんは母からもらった飴をなめてたよ。母を知ってる人ならわかる?母の術。(笑)
こちら、イマジン演奏中。とっても上手でね。見いっちゃいました。
カテドラルの裏には聖母教会堂があり、その前のビルヘン広場には聖母像。
2日間に渡る献花パレードにて運ばれたお花がマントになっていきます。柄は毎年違うそうです。
聖母教会堂内部
教会堂前でポーズを決めてくれた女の子。
カテドラル周辺の壁にあったタイル
ランチはカテドラル前の広場のお店で。
久々のみずみずしい生野菜にはおいしくて立派なツナが。 普通においしかった、エビ。
ここのオリーブはいまいちでした。
海のある街だけあって新鮮でおいしかったお魚ステーキ。 パエリアはこんなもんかな的なお味。
食後はお買い物モードONで、リヤドロのお店へGO!
でも、でも~、残念ながらクローズド。(泣)お祭りだから??? こちらはショウウインドウから。。。
トレドで惹かれる物があったけど、バレンシア発の物なので、
せっかくならバレンシアで、と思ったのがいけなかった。旅先ではやっぱり「見つけた時に買う」が鉄則ですね。
欲しかったのは、毎度のクリスマスグッズ。かわいいサンタがあったのよね。
でも、少しの間しか飾れないのにはもったいないお値段で・・・買えなくてよかった?ことにしてる。(笑)
こちら市庁舎。
この前も広場になっていて、たくさんのファリャス(張りぼての人形)が置かれているのでたくさんの人だかり。
この辺りにはビールやチュロスのお店も多い。
献花パレードにも遭遇したよ。
バンドがその場を最高潮に盛り上げて、その後ろに民族衣装の子供から年配の人まで列を連ねる。
露店もお祭りモード全開!
ここらで一度、地下鉄に乗ってアパートに帰ります。